【国際関係】・解答2・田邉塾ツイッタードリル

【No.6】「ミレニアム開発目標」(MDGs)は,1990年代に開催された主要な国際会議やサミットにおいて採択された国際開発目標に2000年の「国連ミレニアムサミット」で採択された「国連ミレニアム宣言」を統合し,2015年までに達成すべき目標としてまとめたものである。2011年に開催されたフォローアップ会合において,MDGsのうち,貧困と飢餓の撲滅及び森林破壊の防止については,既に目標が達成されたことが確認された。○か☓か (国家一般職[大卒]H24改題)

解答:× 解説:「MDGsのうち,貧困と飢餓の撲滅及び森林破壊の防止については,既に目標が達成されたことが確認された」が間違い。正しくは、達成速度の落ち込みが指摘された。

 

【No.7】政府開発援助実績(支出純額。米ドルベース。以下同様。)をみると,1990年代後半には,日本が,経済協力開発機構・開発援助委員会(OECD-DAC)加盟国中で第1位となっていたが,2001年以後は米国が第1位となっている。2009年の日本の援助実績は,米国,フランス,ドイツ,英国を下回っており,また,同年の日本の援助実績の対国民総所得比は0.18と国連の目標である0.7を下回っている。○か☓か (国家一般職[大卒]H24改題)

解答:○ 解説:そのとおり。2007年以降は日本はODA実績は5位。

 

【No.8】BRICs諸国は,好調な経済情勢を背景に国際的な役割の強化に取り組んでおり,政府開発援助政策が優先的政策課題の一つに位置づけられてきている。これら諸国の援助の特徴としては,国際機関を通じた援助に特化することで二国間政府開発援助に重点をおく先進諸国との違いを強調していること,援助先を自国が所属する地域に限定していることなどが挙げられる。○か☓か (国家一般職[大卒]H24改題)

解答:× 解説:「(BRICs)諸国の援助の特徴としては,国際機関を通じた援助に特化することで二国間政府開発援助に重点をおく先進諸国との違いを強調していること,援助先を自国が所属する地域に限定していること」が間違い。正しくは、BRICs諸国の開発援助の特徴は①二国間取引が多い②自国以外のエリアへの援助が多い、である。

 

【No.9】開発途上国との協議を経て実施される二国間政府開発援助は,被援助国の実情に応じたきめ細かい援助が可能なこと,被援助国との関係強化に貢献することが期待されることなどから,日本においては,政府開発援助実績に占める割合が2000年以後増加傾向にあり,2009年についてみると,援助実績全体の約90%を占めている。○か☓か (国家一般職[大卒]H24改題)

解答:× 解説:「2009年についてみると,(日本の)援助実績全体の約90%を占めている」が間違い。正しくは、6割台。残りは国際機関を通じてである。

 

【No.10】日本の二国間政府開発援助の地域別配分割合をみると,アジア地域の占める割合は,地域内諸国の経済成長を背景に,1990年代以後減少傾向にあり,2009年は,約15%とアフリカ地域への配分割合の約半分となっている。また,中国への援助については,2007年度分の最後に円借款の新規供与が終了している。○か☓か (国家一般職[大卒]H24改題)

解答:× 解説:「日本の二国間政府開発援助の地域別配分割合をみると,アジア地域の占める割合は,地域内諸国の経済成長を背景に,1990年代以後減少傾向」が間違い。正しくは、2009年でトレンドが変わり、増加に転じている。アジア地域への援助は全体の3割強、アフリカへは2割程度ということは頭に入れておこう。