【経営学】・解答2・田邉塾ツイッタードリル

【No.6】MBO(マネジメント・バイアウト)とは、企業買収を防止したい企業が、買収によって経営陣が退任する際に巨額の割増された退職金を支給することを予め規定し、買収者の買収コストを増大させることをいう。○か×か(東京都・特別区H24改題)

解答:× 解説:選択肢の説明は、通称『ゴールデン・パラシュート』と呼ばれる買収防衛策のことなので×。MBOは、株式を過半数持っていない経営陣が、株を過半数以上保有できるように金融機関などの協力を得るなどして買い取り、経営権を握ること。

 

【No.7】買収の対象企業の合意を得ずに行われる敵対的買収の対抗策の一つとして、敵対的買収者以外の友好的な企業に自社の株式の買収を依頼するテンダー・オファーがある。○か×か(東京都・特別区H24改題)

解答:× 解説:選択肢の説明は、ホワイト・ナイトのことなので×。ホワイトナイトは、敵対的買収者から買収されそうなときに、買収対象の経営陣にとって都合のよい条件で株式買い取りを行い、敵対的買収者を排除する企業のことである。テンダーオファーはTOBの同義語。株を買い取る条件を広く告知して、市場外取引で株の買い取りを行うことである。

 

【No.8】LBO(レバレッジド・バイアウト)とは、企業買収にあたって、自社の資産やキャッシュフローのみを担保に資金を借り入れ、買収費用を調達することをいい、ハイリスク・ハイリターンな手法とされる。○か×か(東京都・特別区H24改題)

解答:× 解説:「自社の資産やキャッシュフローのみを担保に」が間違い。正しくは、買収先の企業の資産を担保にする。よって×。

 

【No.9】M&Aを対象となる企業の事業内容によって分類した場合、水平型M&Aは、それまで手掛けていない事業を営む企業を対象としたM&Aであり、その効果として迅速な新規事業分野への進出が挙げられる。○か×か(東京都・特別区H24改題)

解答:× 解説:「水平型M&Aは、それまで手掛けていない事業を営む企業を対象としたM&Aであり」の部分が間違い。正しくは、今までも手掛けていた領域の企業が対象のM&A。例:パソコンメーカーがパソコンの部品のチップメーカーを買収する。

 

【No.10】TOB(テイクオーバー・ビッド)とは、ある企業を買収しようとする場合に、買付け価格、買付け株数、買付け期間等を公告し、不特定多数の株主から証券取引市場外で被買収企業の株式を取得する手法をいう。○か×か(東京都・特別区H24改題)

解答:○ 解説:そのとおり。証券取引市場の外で行うというのがひっかかりやすいポイントなのでこの類の選択肢には注意しよう。