【No.1】ファンクショナル組織は、テイラーによって提唱された職能別職長制度に基づくもので、管理職能を職能別に専門化し、各管理者が特定の管理職能を担当するとともに、各従業員は複数の管理者から命令を受ける組織形態である。○か×か（東京都・特別区H24改題）

解答：○　解説：そのとおり。ファンクショナル組織は、経理に配属された人は、経理専門性を高める。営業に配属された人は営業に集中する。対して、色々な部署をローテーションする組織もある。市町村は後者の場合が多いですね。国家だと国税専門官、財務専門官などは比較的前者だね。

【No.2】カンパニー制は、事業部制に市場原理を導入し、独立法人により近づけた組織形態であるが、各カンパニーのプレジデントに包括的な裁量権は与えておらず、社内資本金制度が導入されることはない。○か×か（東京都・特別区H24改題）

解答：×　解説：「各カンパニーのプレジデントに包括的な裁量権は与えておらず」が間違い。正しくは、カンパニー制では、プレジデントに裁量権あり。社内資本金制度あり。なので×。ひとつの会社の中にたくさん子会社があるのと似たようなもの。

【No.3】プロジェクト組織は、特定の問題を解決するために必要な知識と能力を持つ人材を各部門から集めて編成され、セクショナリズムを超えて全社的な問題に取り組むための恒常的な組織である。○か×か（東京都・特別区H24改題）

解答：×　解説：「恒常的な組織」が間違い。正しくは、プロジェクトごとに組織され、完了と共に解散するような臨機応変な組織。

【No.4】ライン・アンド・スタッフ組織は、職能別組織をタテ軸に、事業部制組織をヨコ軸にして格子型に組み合わせた組織であり、二重の命令系統をもっているのが特徴である。○か×か（東京都・特別区H24改題）

解答：×　解説：この選択肢はマトリックス組織についての説明になっている。イメージとしては商品Ａ担当課に経理のひとがいるが、商品Ｂ担当課にも別途専門の経理のひとがいるという感じ。

【No.5】戦略的事業単位は、戦略的な投資計画のための基礎となる組織として編成されたが、事業の多角化に伴い生じた戦略的事業単位の枠を超えた事業分野に対応するため、より横断的な組織として、事業部制組織が新たに考案された。○か×か（東京都・特別区H24改題）

解答：×　解説：「戦略的事業単位は、戦略的な投資計画のための基礎となる組織」が間違い。正しくは、新規事業開発のための事業単位なので、基礎となる（すでに儲けがでて会社を支えているという意味合い）組織ではないので×。要するに社長特命任務を受けている特殊部隊で、新事業に手を出す時に結成されたチームというイメージでよい。