【No.6】<生物>オーキシンは、花成ホルモン(フロリゲン)とも呼ばれ、植物種ごとに特有の構造式をもっている。植物の内分泌線から分泌され、花芽の分化や種子形成を促進するなど生殖過程を調節する働きがある。○か×か(国税専門官教養H23改題)
解答:× 解説:「オーキシンは、花成ホルモン(フロリゲン)とも呼ばれ」が間違い。正しくは、オーキシンとフロリゲンは別物である。オーキシン:細胞分裂促進などのはたらき。フロリゲンは花を咲かせるはたらき。
【No.7】<生物>サイトカイニンは、茎の先端で合成され、基部方向へ移動して、茎や葉の伸長や根の分化など、植物の成長に広く関与している。光の当たる側に集まる性質があり、濃度が高くなった部分の成長が促進されるので、植物体が光の方向に屈曲する。○か×か(国税専門官教養H23改題)
解答:× 解説:「サイトカイニンは、茎の先端で合成され、基部方向へ移動して、茎や葉の伸長や根の分化など、植物の成長に広く関与」が間違い。正しくは、サイトカイニンではなく、オーキシンについての説明となっている。
【No.8】<生物>ジベレリンは、水分の不足などの乾燥のストレスに伴って根でつくられ、葉に移動して気孔を開く作用がある。成長や発芽を抑制したり休眠を誘導したりする働きもあるため、種子、球根などに多く含まれる。○か×か(国税専門官教養H23改題)
解答:× 解説:「ジベレリンは、水分の不足などの乾燥のストレスに伴って根でつくられ、葉に移動して気孔を開く作用がある。成長や発芽を抑制したり休眠を誘導したりする働きもある」が間違い。正しくは、これらはジベレリンの説明となっていない。ジベレリンはむしろ植物の成長を促進する働きがあるので、上記太字部分から違うことが分かるようにしておく。
【No.9】<生物>アブシシン酸は、イネの病気の研究から日本人が発見した物質で、休眠を解除し植物体の成長を促進する。種子を形成せずに果実が成長する単為結実にも関与するので、この性質を用いて種なしブドウを作成することができる。○か×か(国税専門官教養H23改題)
解答:× 解説:「アブシシン酸は」・・・とはじまっているところが間違い。正しくは、アブシン酸ではなく、ジベレリンについての説明となっている。
【No.10】<生物>エチレンは、果物の成熟を促し、落葉を促進するなど植物の老化の過程に作用している。成熟したリンゴと未熟なバナナを同じ容器に入れて密閉しておくと、リンゴが放出するエチレンによってバナナの成熟が進む。○か×か(国税専門官教養H23改題)
解答:○ 解説:そのとおり。エチレン→果物成熟と覚えておけばOK。