【マクロ・ミクロ経済学】・解答1・田邉塾ツイッタードリル

田邉塾教養試験 経済原論対策講座 ツイッタードリル回答ページ1(国家一般職・地方上級向け)

【No.1】IS曲線とLM曲線が交差する点では,生産物市場と貨幣市場の双方において同時に均衡が成立するが,債券市場の均衡は同時には成立しない。○か×か(H23特別区改)
回答:×
解説:LM曲線上では貨幣市場の均衡を示している。この貨幣市場の均衡は、投機的需要に関する債券への需要(利子をつけてお金をもらう金融取引と言う意味では、預貯金も債券も同じと考えることもできますね。)、つまり債券市場も加味されていますのでLM曲線上では債券市場も均衡しています。

【No.2】流動性のわなが発生した場合,財政政策は無効である。○か×か
回答:×
解説:流動性のわなの状態のとき、LM曲線は水平になります。このときIS曲線は平常時とおなじ形ですので、右シフトすれば国民所得は上がりますので有効です。

【No.3】財政政策による政府支出が、中央銀行引受けによる国債の形で賄われた場合には,その分だけ貨幣供給量が増加するから、LM曲線がIS曲線の右シフトに連動して右にシフトする。○か×か
回答:○
解説:付け加えることは特にありませんが、G↑でIS曲線右シフト、市場の貨幣量↑でLM曲線右シフトですね。

【No.4】クラウディング・アウトが発生した場合、利子率は下がる。○か×か
回答:×
解説:クラウディングアウトは、政府支出Gの上昇→IS曲線右シフト→金利上昇により、民間投資が圧迫されることから利子率が上がるのが正しいです。

【No.5】購買力平価説によると,日本で5%のインフレーションが進行し,イギリスの物価が全く動いていないとき,円・ポンドレートは5%で円安に動いていく。○か×か(H21特別区改)
回答:○
解説:購買力平価説は二国間の為替レートは各国の物価水準によって決まるとする。

【No.6】GDPに中古の財は含まれる。○か×か
回答:×
解説:中古品の取引は、GDPに含まれません。

【No.7】コンドラチェフの波の周期は約50年で、その原因は、技術革新である。○か×か
回答:○
解説:コンドラチェフの波(周期)約50年(原因)技術革新

【No.8】クズネッツの波の周期は約40か月で、その原因は、在庫投資である。○か×か
回答:×
解説:クズネッツの波(周期)約20年(原因)建設投資

【No.9】ジュグラーの波の周期は約40か月で、その原因は、設備投資である。○か×か
回答:×
解説:ジュグラーの波(周期)約7~10年(原因)設備投資

【No.10】キチンの波の周期は約40か月で、その原因は、設備投資である。○か×か
回答:×
解説:キチンの波(周期)約40か月(原因)在庫投資